測量士補試験まで残り25日間 [測量士補]
FP技能士資格試験の攻略法 [FP技能士]
FP技能士の資格試験については、このブログにて、これまでに20件の記事を書きましたが、どれも独り言のような記事でした。
今回は、これから独学でFPの勉強を始められる方、現在勉強を進められている方のために、私自身の備忘も兼ね、金融財政事情研究会が主催するFP技能検定3~1級の攻略法と、これらの資格取得に掛かる費用をまとめて紹介したいと思います。
なお、下記記載の試験対策の進め方は、私自身が行った独学方法で、試験直前期(試験前2週間)を除き、ほぼ往復の通勤電車内と、出勤前に立ち寄るファーストフード店で行った勉強方法です。メインは通勤電車ですから、テキスト&問題集は、ペンやラインマーカーを持たずに通読するだけで、分からない箇所には付箋を貼ることを習慣にしています。
また、私は会社員(非金融)ですが、経理系の仕事をしていたため、幸いにしてFP技能士の受験資格があるようで、AFP認定講習を受講する必要がありませんでした。そのため、未だに日本FP協会のAFPは取得しておりません。
1.FP技能士3級試験の攻略法
(1)試験対策の進め方
①「FP技能士3級問題集&テキスト」を通読しながら掲載された問題を解く。分からない箇所は2回読む。
②きんざいのHPから過去問数年分をダウンロードして繰り返し解く。
(2)攻略のポイント
初回のテキスト通読時には全体像を把握することを目的とすること。要点さえ把握できれば十分。2回目の通読で内容を理解すること。試験対策の重点はあくまでも過去問の繰り返しに置くこと。
(3)学習期間の目安
3ヵ月
(4)利用したテキスト類と資格取得までに要した費用
分類 | 書籍のタイトルなど | 定価 | 備考 |
テキスト | FP技能士3級問題集&テキスト 成美堂出版 伊藤亮太/編著
| 1,512 円 | ◎ |
問題集 | きんざいHPから過去問をダウンロード | 0 円 | ◎ |
受検料 | FP技能検定3級 受検手数料(学科3,000円、実技3,000円) | 6,000 円 | - |
合計 | 7,512 円 |
2.FP技能士2級試験の攻略法
(1)試験対策の進め方
①「FP技能士2級問題集&テキスト」を通読しながら掲載された問題を解く。分からない箇所は2回読む。
②「パーフェクトFP技能士2級対策問題集学科編」を解く。分からない箇所には付箋を貼り、後で見直す。
③「パーフェクトFP技能士2級対策問題集実技編(個人資産相談業務)」を解く。分からない箇所には付箋を貼り、後で見直す。
④きんざいのHPから過去問数年分をダウンロードして解く。
⑤タイミングが合えば大原簿記学校の直前模試を受講しても良い。
(2)攻略のポイント
テキスト通読は全体像を把握するためであり、重点は「パーフェクトFP技能士2級対策問題集学科編」と「パーフェクトFP技能士2級対策問題集実技編(個人資産相談業務)」に置くこと。また、きんざいHPに掲載された過去問で出題パターンを把握し、同様の問題が出題されたら解けるようにしておくこと。直近の法改正・制度変更等に関係する部分には要注意。
(3)学習期間の目安
4ヵ月
(4)利用したテキスト類と資格取得までに要した費用
3.FP技能士1級学科試験の攻略法
(1)試験対策の進め方
①「パーフェクトFP技能士1級対策問題集学科編」を解く。分からない箇所には付箋を貼り、後で見直す。
②きんざいのHPから過去問数年分をダウンロードして解く。
③「パーフェクトFP技能士入門(1・2級用)」は、問題集が分からない場合の参考書として利用する。(私はほとんど使用せず、お守りとして持っていただけでした。)
(2)攻略のポイント
基本編対策は、「パーフェクトFP技能士1級対策問題集学科編」に絞って繰り返し勉強すること。最新の問題はきんざいのHPに掲載された過去問を活用すること。直近の法改正や制度改正部分については特に注意が必要、必ずインターネット等で調べて理解しておくこと。
応用編対策は、「パーフェクトFP技能士1級対策問題集学科編」はほどほどに、きんざいのHPに掲載された過去問を中心にパターンを覚えるように勉強すること。細かな論点(計算方法なども。)を漏らさないように留意すること。
(3)学習期間の目安
2ヵ月(まともに勉強すると4カ月は掛かるはず。)
(4)利用したテキスト類と資格取得までに要した費用
4.FP技能士1級実技試験の攻略法
(1)試験対策の進め方
①「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集 面接試験 徹底攻略[第三版]」を通読する。最低でも2回は通読し、更に読み返して記憶すべき箇所に付箋を貼る。
②FPマニュアルを通読する。通読する箇所は、2章(相続・贈与と資産承継)→4章(事業承継)→5章(不動産)→6章(事業と経営)→1章(金融資産運用)→3章(保険と年金の活用)のみで良い。
③きんざいのHPから直近の過去問(上記①に掲載されていない部分)をダウンロードし、調べながら模範解答を作成する。
(2)攻略のポイント
「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集 面接試験 徹底攻略[第三版]」を繰り返し通読して論点を把握する。その後、直近過去問の模範解答作りを丁寧に行い、重要論点を取り纏め、回答パターンを覚えてしまう。
(3)学習期間の目安
3ヵ月
(4)利用したテキスト類と資格取得までに要した費用
分類 | 書籍のタイトルなど | 定価 | 備考 |
問題集 | FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集 | 4,320 円 | ◎ |
問題集 | きんざいHPから過去問をダウンロード | 0 円 | ◎ |
テキスト | FPマニュアル | 3,538 円 | ○ |
受検料 | FP技能検定1級 受検手数料(実技) | 25,000 円 | - |
合計 | 32,858 円 |
5.資格取得に要する費用の削減方法について
FP技能士の資格試験で利用するテキスト・問題集等はオークションに多数出品されています。すぐに見付からなくても暫くウォッチしておけば、きっと最新版を安く手に入れることができると思います。特に、2級以上は最新版かつ未使用のテキストが安く手に入る可能性が高く、綺麗なテキストなら、丁寧に使用することで、資格試験合格後にオークションで再び売りに出すことも可能だと思います。上記の費用は全て定価ベースで記載(単純合計は、71,040円になる。)しましたが、テキスト・問題集を安く購入し、終わったら売ることでFP技能士の資格取得に要する費用は大幅に軽減することができると思います。
測量士補過去問セレクト [測量士補]
測量士補試験の勉強を継続しています。前回ブログに書いた「測量士補過去問セレクト」は、現在ちょうど通読2回目が終わったところです。先週半ばまでは、東日本大震災と首都圏の計画停電の影響で、朝晩の通勤電車が滅茶苦茶に混雑し、とても本など読める状況ではありませんでしたが、先週後半からは、皆さんの通勤時間帯が平時の時間帯に戻ったのでしょう、朝晩の電車内では、また本が読めるようになりました。
また、このところ毎朝少し早く家を出るよう心掛けており、朝早く出られた日は、出勤途中にあるマックで、コーヒーを飲みながら測量士補の過去問を解くという充実した時間を過ごしています。
なお、「測量士補過去問セレクト」については、後からじっくり腰を据えて理解したい問題と、繰り返し見直すべき問題に、それぞれ区別できるよう付箋を付け、もう大丈夫または理解したと思った段階で付箋を剥がすようにしているのですが、現状、前者は残り15問、後者は残り25問となっており、まだまだ理解不足・勉強不足は否定できません。
ちなみに、後からじっくり腰を据えて解いて理解したい問題は・・・、
第2章 多角測量・・・水平角観測3問、鉛直角観測、標高
第3章 水準測量・・・観測誤差、往復観測値2問、路線の水準測量2問、
第7章 応用測量・・・河川測量2問、用地測量2問、点高法
また、繰り返し見直すべき問題は・・・、
第1章 測量法規・・・測量法
第2章 多角測量・・・計算、GPS測量、水平角観測3問、偏心観測4問
第3章 水準測量・・・レベルの点検と調整法2問、観測誤差、往復観測値、
第5章 写真測量・・・撮影
第6章 地図編集・地図投影・・・地図投影法3問、既成図数値化2問
第7章 応用測量・・・路線測量3問、縦断測量、河川測量
総じて応用測量の分野はどれも難問ばかりに感じています。
とはいうものの、通読1回目の際には、公式を覚えてしまえば解ける問題にも、いちいち躓き、その公式が何なのか、そもそも何の問題で、どう理解すれば良いのか全く分からない箇所が多かったのですが、数1・数2の教科書をちょこっと参照しつつ、インターネット等を駆使して調べ上げ、解き方だけは何となく理解できるようになった問題も数多いです。
特に測量士補の数学については、三角比、三平方の定理、三角関数、正弦定理、余弦定理位まで何とか思い出しましたが、偏心補正で必要となる弧度法(ρ)や平方根の開根については、高校時代に習ったか否かの記憶すらありません。高校時代、国立文系コースだったので数学もある程度はやっていたはずなのですが。まぁ、試験までに覚えるしかないんですけどね・・・。
ところで、この測量士補試験は、電卓の持ち込みができないようです。加減乗除については、手計算でミスしないよう、慣れておかなければなりません。大学時代に簿記の勉強を始めて以降、手計算なんてずっとやっていないので、3桁程度の足し算、引き算レベルでも、すぐに計算ミスをしてしまいがちです。気を付けないといけません。
あと、少し前のブログで、「測量士補完全対策」のことを悪く書いてしまいましたが、今回、「測量士補過去問セレクト」を解く上で、良く理解できない箇所について、「測量士補完全対策」を参照してみたところ、通読していた際には全く気付きませんでしたが、当該個所が分かり易く掲載されていました。筆者が同じであるため、解説図が同じとなっていてまるで役に立たない(=理解が進まない)箇所もあります(改善を求めます)が、「測量士補完全対策」は、受験対策に必要な箇所を網羅する基本書(=教科書)であるということを、改めて実感しました。
勉強の正しい進め方としては、おそらく、
「測量士補完全対策」を用いた授業を受ける ⇒ 「測量士補過去問セレクト」で自習⇒測量士補試験
がベストコース(早い&楽)で、私のような初学者&独学者には、
「マンガでわかる測量」を通読する⇒「測量士補過去問セレクト」で自習⇒「測量士補完全対策」で分からない箇所を確認する⇒測量士補試験
が良い進め方(早い&安い)と思いました。
いずれにせよ、当面は「測量士補過去問セレクト」について、どの問題を見ても解けるようになりたいと考えておりますが、現段階でのイメージとしては、測量士補試験は試験範囲が非常に広く、せっかく問題を解き進めても端から解き方を忘れてしまうという印象です。
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測量士補過去問セレクト
目次
第1章 測量に関する法規
第2章 多角測量(基準点測量)
第3章 水準測量
第4章 地形測量(現地測量)
第5章 写真測量
第6章 地図編集・地図投影
第7章 応用測量
第8章 平成21年度本試験問題と解答
なお、今日は最後に、測量士補試験に関連した調べ物をする際、とても参考になる『測量士&測量士補 試験対策のWEBページ』を紹介いたします。○×問題対策などは随分利用させて頂いております。
http://www.kinomise.com/sokuryo/index.html