知的財産管理技能検定3級を受検しました!
CIA(公認内部監査人)試験に挫折して以来、資格を取得することへのモチベーションが大きく下がり、資格取得から遠ざかっておりましたが、過日、業務上、若干の接点ができたことから、知的財産管理技能士の検定試験を受けてみようと急遽思い立ち、11月15日に開催された第22回の3級試験を受けてきました。
「知的財産管理技能検定」は、「知的財産管理」職種にかかる国家試験であり、知的財産教育協会が厚生労働大臣から指定試験機関としての指定を受け、2008年7月から実施されています。
第21回検定(2015年7月実施)までの延べ受検申請者数は229,385人とのことですので、かなりメジャーになってきた資格試験と言えると思います。
私は今回が初めての受検となりましたが、自己採点の結果、辛うじて合格点に達しておりましたので、勉強方法を含め、以下、備忘を兼ねて、皆様にご紹介いたします。
知的財産管理技能検定のHP
http://www.kentei-info-ip-edu.org/
1.試験対策の進め方
① 知的財産に関し、私は全くの素人でしたので、まずは概要を把握したいと思い、入門テキストとして、株式会社アップロード発行の「知的財産管理技能検定 3級公式テキスト」を通勤電車内の空き時間を利用して通読しました。このテキストは知的財産管理技能検定のホームページにも掲載されている3級受検者のための唯一の公式テキストとのことですが、頭に残るか否かは別として、大変読み易い良書だと思います。
② 上記のテキストを読んだ後、同じくアップロード知財教育総合研究所が編集した「知的財産管理技能検定 3級 厳選過去問題集」を通読しました。市販の問題集は、学科と実技の分冊になっているものがありますが、この問題集は、学科と実技が項目毎にコンパクトに纏められており、試験範囲を網羅する問題集として良書だと思います。
2.攻略のポイント
私の場合、テキスト通読(1回)⇒問題集通読(1回)という勉強方法でしたが、上記の「知的財産管理技能検定 3級 厳選過去問題集」は、各章の始めの部分に、重要ポイントのまとめが記載されており、また各問題の解説が詳しいので、最小限のパワーでの合格を目指すなら、問題集通読(2回)の方が良いかもしれません。
ちなみに試験は学科試験と実技試験に分かれておりますが、3級の試験範囲、内容、対策方法は同じ、違いといえば、学科試験はマークシートでの回答、実技試験は記述での回答位かと。ちなみに記述といっても、「○」とか「ア」とか「選択肢欄に表示された日本語」を解答用紙に記入する形式であり、記述式である必要は全く無いと思いました。2級以上になると違うのかなぁ?
3.学習期間の目安
電車内の読書時間1日30分×約2ヵ月(約40日)=20時間程度。
今回の資格試験の受検に当たっては、机の上では全く勉強しませんでした。
正直な感想として、3級の資格取得は簡単です。テキストと問題集の通読さえすれば、特段の暗記も必要ありません。
3択のマークシートだと、多少分からなくても消去法で救われることも多く、また、そもそも3級は入門編ということで優しくしてあるのかもしれませんが、容易に取れる国家資格としてはお勧めできます。
4.利用したテキストと問題集
■知的財産管理技能検定 3級公式テキスト
■知的財産管理技能検定 3級 厳選過去問題集
5.資格取得に要した費用
受検料 11,000円(学科5,500円+実技5,500円)他の資格試験に比べると3級で11,000円はちょっと高いかな?との印象ですが、こればかりは仕方ないですね。
以上、ご参考まで!